我が息子の始めての端午の節句であった。
まあ別に3ヶ月の赤ん坊にとっては
酒が飲めるわけでもなく、ご馳走を食うわけでもなく
柏餅なんてとんでもないということで
普段と変わりの無い春の一日だった訳だけど、
一応風呂だけは菖蒲を入れてやりました。
「勝負強い」
人生においてこれは結構、重要なことであります。
さて、「子供の日」は我が家族にとって
もう一つの記念日でもあります。
俺とかみさんの「結婚記念日」なんです。
もともと、記念日・祝日・迷信・慣習等、
そんなことはどうでもいいように育てられ、
又それを忠実に守ってきました。
クリスマスもバレンタインデーも
誕生日でさえも「おめでとう」の一言で片付けてきた俺は
「子供の日でもなければ確実に結婚記念日なんか忘れるだう。」というかみさんのどうでも良い不安の為に、
ゴールデンウィーク最中の昼下がり、
眠そうな守衛さんに婚姻届を提出してから
もう一年になる。
俺は婿養子である。
訳あって同居をしなくてはいけない状況である。
変わった名字にもこの一年でいつの間にか慣れた。
ただ名字が変わっただけではなく、「養子縁組」
というものをして、法律的にもかみさんの両親の
子供にもなった。
サザエさんを見るたびに思う。
マスオさんってとてもタフだなって。
野郎はサザエを嫁にもらい、
さらにその実家に居候という離れ業をやってのけている。
一見、日曜夜6時半からの三十分間の波平との関係は良好である。
ただ、注意深く見ていると、磯野家の門柱には
文字通り「磯野」としか書かれていない。
関係が本当に良好なら「フグタ」という
表札があるはずである。
多分、やはりお互いに相容れない何かがあるんじゃないかと
俺は推測してやまないのだ。
マスオさんは事あるごとに
「東京都杉並区・・・磯野波平方 フグタマスオ」
という住所を書かざるを得ない状況なわけだ。
俺は新しい家族とうまくやりたいと思ってきた。
これからもうまくやって行きたいと思っている。
だけど実際は気に入らないこともあるし、
相容れないこともある。
多分、父と母もそれは一緒だと思う。
こればっかりはしょうがないし、
何とかやっていくしかないんだろうけど。
ただ昨日、酒には強いかみさんが、
妊娠、出産、授乳で久しぶりに飲んだ
コップ半分のビールで顔を赤らめて、
「俺と結婚して本当に良かった」
と言ってくれた。
思えばどんなときもかみさんは俺の味方だったし
俺を支えてくれた。
俺はかみさんと、息子を何とか守っていかなければならぬ。
形振り構っていられない時もあるかもしれない。
この一年で、いつの間にかそんな覚悟が身についていた。
結婚して本当に良かった。
これってノロケだよな・・・


家族がいれば自由気ままにって訳にはいかないしね〜
徐々に肩に背中に責任なんかがのしかかってくるし。それでもその家族がいるから頑張れる。
結婚してよかったなんて、よかったなぁ^^